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ある若い伝道師 

 私が、今老人ホームで音楽ボランティアをするようになったきっかけは、ある若い伝道師の先生によるものです。

ある時、同じ教団の隣の教会でクリスマスコンサートをしました。それがきっかけで、その教会で民間の老人ホームにクリスマスの訪問をしたいので一緒についてきてください。と頼まれ、私は、その教会員の方々と音楽を演奏しました。
後で解った事ですが、そこの教会員の娘さんがその老人ホームで働いていた事がきっかけで、その教会の伝道師のK先生が、毎週土曜日に1時間のオルガンの奉仕をされていたのです。
その後も、何度かK先生にお会いする機会がありました。「K先生は、小柄で若い女性の方でいつもにこやかではあるのだけれど、何となく顔色が悪いな。日曜日の準備がある前の土曜日に毎週、老人ホームでオルガン奉仕は大変じゃないのかなあ。」と、ある時私は、「一月に一度でも私が、奉仕を変わりましょうか?」と声を掛けたのです。
 それから、私が、月1回。K先生が月3回通うようになりました。
そのうち、私の訪問回数を増やされ月3回になったとき、K先生はオルガンが入所者の人の引っ越しで持ち帰られ、なくなった事がきっかけでもうそのホームに来なくなっていました。それから数ヶ月経ったとき、近くのスーパーで偶然、先生とお会いした事が、最後となってしまうなどと信じられませんでした。

 突然、K先生は召されました。冷たい雨の降る中、2002年10月、御両親の住まわれる千葉の教会で葬儀が行われました。
 でも、それはご本人にとって突然ではなかったのです。K先生が自分の病気の事を周りの人や教会員にもまた、牧師先生にすら黙っておられたのでした。生まれつき、身体が弱く白血病の一種の難病を煩っていらして、8歳ぐらいまで生きられれば長生きですと医者に言われ、それでも10回近くの手術に絶え、老人ホームの伝道に尽くしたいと言っておられたのでした。
 ご自分の病気のことについては、一切周りに知らされていませんでした。なんと、神学校で学んだ寮生活でも同室の方にも話されませんでした。・・・苦しかっただろうと思いますが、医者からは25歳までも生きながらえたことは、奇跡です。と言われたそうです。
教会にはもう一人、女性の牧師先生がおられましたが、もうお歳で遠くからその教会に通っておられたのでいつもは、伝道師のK先生が2階に一人で住んでおられました。その牧師先生は、K先生が召されたときかなりショックを受けておられました。
教会と言っても、以前アメリカの宣教師の先生が住んでおられた自宅を譲り受けた物で狭い小さな一戸建てです。近所の人からは、いぶかしく思われていたらしく、窓を割られたり、ゴミを門の中に投げ捨てられたり、それにカラスがきて大変な騒動になったりした事がありました。

 K先生のあとを受け継いだ老人ホームの奉仕は、私の専門の歌を中心に懐メロ、民謡、唱歌と幅を広げていきました。
そして、私はノンクリスチャンの方々にも声を掛け、時には日本舞踊の踊りのボランティアの方も来て貰ったり、小学生の子供達に運動会で踊った花笠音頭なども披露してもらったりしました。
 
そして、私の最初の老人ホームのクリスマス会には、K先生の教会の牧師先生も参加されました。去年7回目のクリスマス会を行い、毎回私の教会の牧師先生がお祈りこそ公に出来ませんが、しっかりとしたメッセージをしてくださっています。
 このホームから教会のコンサート、礼拝にも出席された方もいました。民間の老人ホームでここまで、御言葉を語れるところはなかなかないと聞きました。
一年に一回のメッセージですけれど、毎回参加されている方もいます。
「クリスマスが終わった後は、皆さんが優しい気持ちになるんですよ。」と、館長さんに声を掛けられたことがあります。
このきっかけをつくってくださった伝道師のK先生の意志を継いで、ホームの方々にメッセージを聞くチャンスを途絶えさせないようにこれからも毎月ボランティアを続けて行きたいと思っています。
                               2009.4.8.朝祷会 あかしより


Comments

若き伝道師の蒔いた種が
受け継がれていったのですね・・・
素敵なお話、分かち合ってくださり、ありがとうございます。
さよさんたちの奉仕もますます祝されますように。
収穫の日を祈りつつ。
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2009.04.09 Thu 11:26
 Kさんは、一生懸命生きておられたのですが、やりたいことも元気な人のようには出来なく、生存中は誤解されたりなかなか理解されなかったと思います。
 
どうしてそこまで強く生きられたのか?
・・・Kさんの信仰ってやっぱり凄いなって、思うのです。
神様の御心を信じて、きっと責任を取ってくださる、きっと御心がなると信じられなければ、Kさんの様な行動はとれないと思うのです。
私は、そんな立派な信仰ではないけれど、自分なりに一生懸命ボランティアも出来ればいいのかなって思います。
お祈りありがとうございます。
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2009.04.10 Fri 10:12
いつも拝見してます!
ふこさんはお疲れが出ていませんか?

さよさんは、神様からの素晴らしい賜物の音楽を通して、
ボランティアをなさっているのですね。
実は、私の母はケアハウスにお世話になっているのですが、
母は、祖母に反対されてからは私から信仰の話は聞きません。
でも、ケアハウスの行事でキリスト教の話を聞いた事があるそうです。
ですから、今回のさよさんの記事は人事とは思えず、
私にも希望を与えてくれました。
これからも、真の神様を知らない方々のために
さよさんが用いられるようにお祈りします。
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2009.04.13 Mon 20:15
私も、アイさんのブログよく拝見させて貰っています!
ふこは今のところ元気に通っています。体力がもっとあればいいと思いますが・・。

ボランティアのおかげで義母もここにお世話になりました。
'06に亡くなりましたが、近くだったので私は、それほど苦痛を感じませんでしたし、アルツハイマーだった義母がいとおしく思えました。
その時も凄いタイミングの良さでお世話になったのです。今振り返って考えると、良いタイミングって本当にありますね。

・・・神様の時なんだと思います。
不思議な偶然が、重なってそういう風に導かれるんですね。
今も、私の音楽ボランティアに毎回参加して楽しんでくださっている方々がいてくださるからこそ、私は皆さんを通して元気を貰い、続けられるのだと思います。
勿論、私が自由に動ける環境を守っていてくれるノンクリの主人にも感謝です。
御心だと信じてボランティアを続けていきたいです。
アイさんのお母様のことお祈りします。
励ましをありがとうございます。
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2009.04.14 Tue 10:55
大変ご無沙汰してます。

黙って御国へ旅立っていった若い魂のことを思うと、いたたまれなくなります。
そばにいた人たちの悲しみはどれほどでしょうか。
天国ってその悲しみや苦しみを癒して余りあるほど素晴らしいところなのでしょうね。

ps:リンク張らせていただきますね。
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2009.05.07 Thu 08:29
トクベーさんお久しぶりです!

最近、忙しくしておりましたのでなかなか、UP出来ませんが、トクベーさんのブログは、時々おじゃましておりました。
トクベーさんも健康には、十分お気をつけくださいね。

リンクありがとうございました。
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2009.05.07 Thu 22:58

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