友人の人生 

 4月11日に召された音大時代の同級生。
4月12日の告別式・Ⅱコリント4章8~11節・、ヨブ記1:1を用いての礼拝。
・・・召された姉妹は、いろんな苦しいところを通らされてきました。
人間は、何でも恵まれて物があったり、才能があったりするから、幸せを感じるという事はありません。恵まれて育っていても不幸だと感じる人もいます。返って恵まれているからこそ幸せを感じられなくなっている事があります。
姉妹は、いろんな苦しい状況を通りながらも楽しい、幸せだと感じてきた人です。
そこに姉妹の強さと信仰を見る思いがします。

Ⅱコリント4章8節~11節「私たちは四方八方から苦しめられますが、窮する事はありません。途方にくれていますが、行きづまることはありません。・・・」
何で神様は、私たちにそんな事をなさるのか?一体神とはどのようなお方か?
・・・人間として途方にくれた方が良い。感謝感謝では、解らない事がある。窮する事がない方が返って問題があるんじゃないか。

ヨブ記1:1「主は与え主は取られる」

姉妹は、何不自由ない格調高い家柄に生まれた。
 でも、彼女のお母さんを見たとき私は思った。「こんなお嬢さんに育てられたのか・・!!本人は、苦労したんだろうなあ。今時、皇室でもないのに自分の事を“お母様”と呼ばせていたんだ・・!!」
彼女のお母様は、81歳と言われても解らないくらい若く見えお洒落。生活感をあまり感じさせない方でした。ご主人も具合が悪く、看病されているという事でしたが・・。
 
 彼女の最初の結婚は夫の鬱病等による日々妻への暴力があり、投げ飛ばされてタンスの角に激突、肩にひびが入り彼女は離婚を希望していましたが、子供が大きくなるまではと成人するまで、待って離婚。その後、ピアノを教えたりコーラス指導をしたり、学校の非常勤で勤めたりしていましたが、生活に困っていました。
 そんなとき、同じ教会員のTさんと暮らし始めます。2005年の事です。お互い再婚同士で自然にご夫婦になられました。でも、教会員の方々から反対されました。親族のみで牧師立ち会いの下、簡単な結婚式を挙げられました(私も奏楽で参加させて貰いました)とてもお似合いで2人とも嬉しそうでした。
ーーー教会員の方々は、形式や教理上、反対されたのだと思いますが、聖書には実はそんな事一言も書かれてありません。自分たちで祈って神との約束の中でそうされていたのですから・・・・
とうとう、そのことが原因で教会を追い出されてしまいます。
都内の別の教会に籍を移しました。暫く、たぶん生まれて始めて平安な日々を送っていたのだと思いますが、3年前右足に出来た、おできが、2ヶ月程で異様に大きくなるのを見て不審に思い病院に見せるとすぐ入院、2度にわたって手術。悪性の脂肪肉腫でした。
手術で一端完治しますが、去年2011年8月。今度は、左足におできが出来ます。すぐ病院で手術を受けましたが、その後、ご主人が医者に呼ばれ「癌がもう全身に転移しています。」と告知を受けました。治療のため、本人にも告知をしました。始めはショックを受けていましたが、覚悟を決めそれからは気丈に、かえって周りの人を気遣う程明るく生きておられたそうです。
 私が電話をしたときも病気の事には一言も触れず、返って私の事を心配してくれた程でした。
私は、何も知らされず告別式を迎えたのです。
 癌は痛みとの戦い。彼女は抗がん剤を拒否し食事療法をしていましたが、食事療法にしてから急に癌が進行しました。(たぶん食事療法の方が効き目が穏やかなので、進行を止められなかったのだと思います)かなり痛みが激しかった様子で、痛みを抑える劇薬も使ったとおっしゃっていました。
ご主人は、長い間看病をされて召される前日は、病室に始めて泊めて貰ったそうで(完全看護のため、普段は出来なかったそうです)ずっと一緒にいられて良かったとおっしゃっていました。
 速すぎる召天。神様は「もういいよ。疲れただろう。こちらにおいで休ませてあげるから。」とおっしゃったのでしょうか・・。


Comments

こんにちは。同級生の方はクリスチャンだったのですね。
生前のいろいろな思い出が浮かんできて、つらいと思います。
まだまだこの世でやることが残されていたでしょう。
そして、十分に満足した人生を終わってから、神様の元へ
行けなかったのが残念です。
神様の愛によって、この地上で生かされていることを感謝します。
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2012.04.15 Sun 16:15
hiroさん。こんばんは。
 今日(15日)彼女の教会で告別記念会があり、出席しました。
親よりも先に娘が召されてしまう事は、御両親にとってさぞお辛い事でしょうね。子供達やご家族の方もまだ、皆さんノンクリスチャンです。久しぶりに懐かしい同級生も集まりましたが・・。
 良い証の会になりました。もっと生きて賜物を生かして欲しかったですが、これが彼女の人生だったのですね。
本当に印象の深い、信仰者として思い出に残る生涯だったと思います。
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2012.04.16 Mon 00:17
こんにちわ。
さよさんの御友人、ホントに苦労の多い人生だったのですね。
ヨブ記は、聖書のとても大切な教えですが…私は最初にこの箇所に触れた時 すごく恐ろしくて 「私にはクリスチャンは無理 !!」なんて思ってしまいました。 ( まだ受洗前やったので…)それでも神様は、そんな状況に耐えて証しできる力も同時に下さる方なのですね。

最期は、心優しいパートナーの方が側におられて…ご本人には恵み深い人生やったのでしよう… さよさんにはいろいろと考えさせられる出来事でしたね。
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2012.04.17 Tue 09:24
シャロンさん。こんにちは。
 読んで下さって有り難う御座います。
一つ心残りは、自分が何も知らなかったし、何も出来なかった事でした。・・知らされていてもかえって何も出来ない事にいらだっただけかも知れませんが。
 でも、ご本人の気持ちになって考えたときに、自分の苦しみ、痛みを分かち合えるわけではないし、かえっていろいろな人に説明する事すら、煩わしく大変かも知れないと思いました。それに余計な心配もかけたくないでしょうし・・。
 自分は、クリスチャンとして心を尽くしているか、精一杯生きているか・・・自信が持てないのです。何だかやっぱり中途半端なクリスチャン。・・・・本当に悩みますね。
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2012.04.17 Tue 18:35
>速すぎる召天。神様は「もういいよ。疲れただろう。こちらにおいで休ませてあげるから。」とおっしゃったのでしょうか・・。

記事を拝見して、その通りのような気がしました。

でも、見送る側はつらいですね。

再婚のときに教会の人たちがあれこれ言う、ということ、私が昔いた教会でもあって、心が痛みました。
「私たちは祝福していますよ」という気持ちで温かく接するよう努めてきましたが、その方も、がんでなくなられました。
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2012.04.19 Thu 08:51
ceciさんこんばんは~。
いろいろな苦しいところを通らされると言うことは、それだけストレスも抱えることなのですね。
ストレスは、癌の発症原因に関わっているようです。
怖いですね・・。
友人は、どんな大変な日常であってもいつもにこやかで、人に気を遣ってくれる人でした。
生まれつきの白内障の病気も抱えていて、健常者には解らない苦労も多かったのです。私は、今老眼になって見えにくいと思っていますが、彼女はもっともっと見えない生活を送っていたのです。暗くなると足下も見えなかったのです。
楽譜もかなり近づけないと見えないから、殆ど覚えていたのでした。・・こういう人がきっと御国に入れるんだと思いました。家族に見守られて旅立って行かれたこと、きっと自分の生涯を満足しているんじゃないのかしら・・。
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2012.04.20 Fri 00:27

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